【初心者向け】取引所の一般的な開設方法 – 必要な書類等の説明
「暗号資産(仮想通貨)を買いたい!」
と思ったとき、一般的にどのように開設をすすめ、何が必要なのでしょうか?
基本的に「身分証明書」と「住所」だけで大丈夫です。
この2つが揃っていないと、さすがに厳しいのではないかと思われます。
身分証明書と、実際に住んでいる今の住所そのもの。その2つがあれば、基本的には暗号資産(仮想通貨)を購入し、トレードを楽しむことができてしまいます。しかし、セキュリティの問題がありますので、意外と口座開設にはハードルがあります。
今回は、暗号資産(仮想通貨)を買うために、取引所についてと、その開設方法について、みていきたいと思います。
・取引所とは?
取引所とは、暗号資産(仮想通貨)をトレードする「場」を提供してくれます。
取引所を通さずにいきなり現金の円とビットコイン(BTC)を交換するのはかなり難易度が高いですし、セキュリティ上の問題もあります。株券を証券市場で取引するのと同じように、暗号資産(仮想通貨)も市場でやりとりします。
しかし、ひとつ取引所での取引には特徴があり、取引所がさらに「販売所」と「取引所」にわかれます。販売所は、上記のトレードする場所ではなく、取引所がコインを買い取ってくれます。よって、市場が過疎化していて思ったよりスカスカの値動きになっている、などが避けられます。かならず販売所が買い取ってくれるというわけです。
一方、取引所は、その名の通りトレードの相手がいて、市場でやり取りするものです。どちらかというと、取引所のほうが手数料が乗ってないぶんだけ、安く買えて高く売れる、という特徴があります。暗号資産(仮想通貨)の購入が人生一度きりなら、販売所で構いませんが、何度か購入してコインの積立やトレードを楽しむのであれば、販売所は手数料が高いので取引所でのやりとりを覚えましょう。
・取引所の開設方法について
さて、取引所のことがわかったら、次は口座開設が必要です。
冒頭で、必要なのは、身分証明書、住所、とお伝えしましたが、それぞれ解説していきます。
●身分証明書
身分証明書は、写真付きの公的なものが必須です。運転免許証、パスポート、顔写真付きマイナンバーなどが選択に上がると思います。このうち、運転免許証と顔写真付きマイナンバーは、住所を記入できませんが、基本的にパスポートはペンで住所を変えてしまえます。よって、顔写真付きであり、日本国籍を持つことも証明できるのですが、住所の証明にはならないという特徴があります。よって、パスポートの場合は、「住民票」か「健康保険証」が追加で必要となります。
さらに、IDセルフィーというちょっと特殊な提出方法が、取引所のID開設には必要です。IDセルフィーとは何かというと、上記の写真付き身分証明書を片手で持ち、もう片手で、そのIDを持っている自分をスマホカメラで撮影(セルフィー)した写真を提出する、というものです。
つまり、自分自身がこの身分証明書の持ち主であり、不正はしていませんということを宣言するために、IDセルフィーを用います。なぜなら、極端なことをいえば、拾った免許証や不正に手に入れた口座などで、口座開設を未然に防ぐ必要があるからです。
すべてがオンラインで完結し、スマホでやりとりできるからこそ、IDセルフィーはとても重要になってきます。写真の中に、身分証明書とそれを持っている自分自身が同時に写るように撮影する必要があります。撮影は意外と難しいので、がんばってやってみてください。ちなみに重大な個人情報になりますので、写真のデータはしっかり管理されています。よって、基本的に髪が多少ボサボサだったり、ひげが生えていたり、メイクをしてなくてちょっと顔が違って見えても、本人であることが確認できれば大丈夫です。
ただ、写真の中には身分証明書の顔もきちんと写っていなければならないので、注意してください。ピンぼけしてないか確認しないと、身分証チェックで弾かれて、何度もやり直しになってしまいます。
●住所
さらに、スマホ完結とはいえ、住所は必要です。これは実際に今、居住している住所になります。そこへはがきが送られてきますので、はがきに書かれた認証ナンバーを取引所のサイトに入力したら、完了です。
・まとめ
こうした手続が完全に終わるまで、暗号資産(仮想通貨)のトレードはできません。正確には、日本円を入金して新規にコインを購入することができないのです。ただ、取引所によっては、ある程度の身分証チェックが進んだ段階で、ウォレット間の取引は可能になるケースがあります。
ビットコイン(BTC)などは、送金できることも重要な役目のひとつです。ビットコイン(BTC)の送金が早く、グローバルで手数料も安いことが、大きな価値なのです。つまり送金が安く簡単に早くできるわけですが、その送金機能だけは取引可能、ということです。新規で買うのはまだできなくとも、人からもらうことはできるわけです。手続きを進めて、無事に完了したら、日本円を入金してさっそくトレードをしてみましょう!